フリーソフトで公開しているTrMonitorを利用するとTRYCUT2000から出力されたモニタリングデータを解析し工具の単位移動ごとの加工負荷をグラフ表示することができます。
これらの解析結果により、工具負荷限界値をTRYCUT2000側の設定(TTL)に与え、工具破損予知を行なったり、NCデータ最適化の設定パラメーターの参考にすることができます。

いかなる大きなワークのデータでも独自のグラフィック処理により、工具別の色分けから「Ｙ」キーによる、アップカット、ダウンカットなど切削方向別の色分けに瞬時の切り換え。また、ワークを指示してNCデータの検索や、計測などが、ほぼ瞬時に行なえます。これらの操作性がユーザー様より特に高い評価を得てきました。正にTRYCUTならではと言えます。

汎用言語(C,C++,Fortran,Delphi)を利用して柔軟なカスタマイズを行なうことができます。また同時に、サンプルソースも公開しています。
カスタマイズ機構は以下６種類
trread：経路データの読み込み
trsim：シミュレーション機能の新規追加
trload：被切削材保存ファイルの新フォーマットからの読み込み
trmod：被切削材を編集する機能の新規追加
trsave：被切削材保存ファイルの新フォーマットへの書き込み
trnccom：ＮＣデータのコメントから各種情報を取得

例えば上のような特殊形状ワークの定義機能も、trmodの機構を利用すれば簡単なプログラムで追加することができます。